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舞台『プラハに死す』作・演出のMOTOへインタビュー
2026.06.21
ミュシャからアイディアを膨らませた脚本『プラハに死す』
舞台上演に先立ち、作・演出を担当するMOTOへ劇団員の景山伸子ナディアがインタビューをしました🎙️

アルフォンス・ミュシャ(Alphonse Mucha, 1860-1939)
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した「アール・ヌーヴォー」を代表するチェコ出身の画家・デザイナー。
しなやかな曲線と美しい女性像、花々や幾何学模様を組み合わせた華やかなグラフィックアートで世界的な人気を誇る。

アルフォンス・ミュシャ「夢想」(1897)

アルフォンス・ミュシャの肖像(1901年頃) / ウィキメディア・コモンズ より
景山:『プラハに死す』執筆のきっかけを教えてください。
MOTO:画家のアルフォンス・ミュシャという人がもともと好きだったので、なんとか演劇の題材にできないかなと思って今回執筆しました。
景山:でも今回のお話って、ミュシャが主人公ってわけではないんですよね。
MOTO:そうですね。劇団は女性の役者さんが多いので、主人公にするのはミュシャではなく、ミュシャの妻の方がいいんじゃないかなと思ってそうしました。
景山:”ミュシャの人生に関わった人の中で、女性でスポットをあてたい人”っていう観点で奥様を選んだということですか?
MOTO:そうですね。
景山:(プラハで誰かが死ぬ話なのかな?)と思ったのですが、実際はどうですか?
MOTO:まずこれは、プラハが舞台ではないんですよね。舞台は、1908年から1909年のアメリカのシカゴになります。

景山:主役がミュシャの奥様なので、彼女がアメリカのシカゴに住んでる時ですよね?
MOTO:そうですね。
景山:誰か死ぬ話ではない?
MOTO:そうなんです。死なないです💦
景山:これは、作品を観ていただくとその意味が分かってくるっていうことですか?
MOTO:そうです。
景山:ミュシャの奥様であったり、実在した方を描く上で、大変だった点・工夫した点を教えてください。
MOTO:”歴史に忠実に書く”というのを心がけてはいたんですが、エンターテイメントとどう両立させるか?というのがすごく難しいところでしたね。
景山:主人公であるミュシャの奥様の資料は、結構あったんですか?
MOTO:実はそんなに資料自体がなかったんです。脚本は想像して書いたところも多いので、史実よりもフィクション寄りということで楽しんでいただければと思います。
景山:なるほど。では、MOTOさんがミュシャのことに興味を持って書いたフィクションというイメージですね。
MOTO:はい。

アルフォンス・ミュシャ「黄道十二宮」(1897)
景山:Nadianneでこれまで上演した作品と比べて、何が新しい点・違う点でしょうか?
MOTO:特にNadianneに書いてきた作品は、ほんわかで最後にはほっこり終わる…そういう作品が多かったんじゃないかなと思うんです。でも、今回は内容的に重いと言いますか、舞台を観るのに結構カロリーが必要かもしれないですね。
景山:舞台が映画と違うところは、目の前で俳優が演じるところだと思います。芝居の醍醐味を、演じ手の感情の深いところで感じて、日常と違う世界を楽しんでもらえる機会になるといいですよね。
MOTO:そうですね。楽しんでいただきたいと思います。ぜひ!
景山:配役は書く前から決まっていましたか?
MOTO:どなたをキャスティングできるかっていうのが未知数だったので、この人物を男性にするか女性にするかみたいなのも結構ギリギリまで悩みましたね。
景山:じゃあ結構どの役になるか分からないけれど、物語優先で書いた作品ってことですか?
MOTO:そうですね。実在の人物が出てきますので、似てるかどうかとかそういうことも結構考えたりしました。
景山:その辺りが、結構苦労もしながら楽しいところでもあったって感じですかね。
MOTO:そうですね。キャスティングにもしかしたら影響を与えたのかも。
景山:作・演出のMOTOさんから『プラハに死す』の見所を教えてください。
MOTO:今までNadianneの公演に登場しなかったかもしれないキャラクターとか、ラストシーンとか。
景山:ラストシーン。
MOTO:今までのNadianneらしさとはちょっと違う作風になったっていうところですかね。見所としては。
景山:今までNadianneの作品を見たことがある方も、初めて見るぞっていう方も、楽しみにしてもらえたらなと思っています。
MOTO:はい。ぜひ!









