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ボイスドラマ対談(1) 舘石×杉山×北島
2018.10.22
9月に収録を終えたNadianneのボイスドラマ第二弾。
公開までの間、収録を振り返っての対談を、ご紹介したいと思います。
第一回は、『グラデーション』で共演した、この3人から…
左・杉山亜以、中央・舘石知英、右・北島夏美
北島 どうもどうも、今日は対談ということで、まずはちーちゃん(舘石)から
ボイスドラマ収録の感想と役どころなどをお願いします。
舘石 はい。
杉山 これ、文字に起こされるんですか?
北島 起こしまーす。あ、今のは文字に起こさなくても?
杉山 いい。いや、起こして貰っていいですか?(笑)
舘石 (笑) えーと、ちょっと、まあ、ラブラブする役を珍しくやらせてもらいました。
家族の間での葛藤と、その中での成長が見られる女性を演じさせていただきまして・・・
北島 本屋の店員なんだよね。
舘石 うん。あんまりやったことがない役柄だったので、楽しかったっす。
北島 良かったっす。アニー(杉山)はどうでした?
杉山 夏美さんとちーちゃんのお母さん役でした。収録は結構緊張しましたけど。
北島 緊張してました?
舘石 落ち着いてましたよねー
杉山 (緊張)してましたよね、ずっと小刻みでブルブルしてました。
北島 全然してなかったよね(笑) えっと、私の役は、ちーちゃんの妹の役で、
なんか、新進、超売れてる女優、みたいな役だったんで
普段の自分とかけ離れてる役だったので難しかったですけど、
収録は楽しく、キャッキャしながらやらせてもらいました。
杉山 良かったですー
北島 3人は家族の役でしたけど、家族の役って…3人ともやったことあるよね。
舘石 あるね、関係性は違うけど…
杉山 懐かしい。
北島 以前は、ちーちゃんがお母さんでアニーがお姉さんで私が妹はやったことある。
(Nadiann10回公演、『蠅取り紙―山田家の5人兄妹―』)
杉山 確かに。
舘石 ここ(舘石、北島)は姉妹の役やったことある。(9回公演『手をつないで目を開けて』)
北島 ね。私はちーちゃんの妹役やったことあるから、あんまり違和感なかった。おねえちゃぁーん!みたいな。
舘石 ね、いもうとぉ~!て感じ。
北島 アニーはお母さん役初めて…?
杉山 ですね。お母さん役はすごく難しい。
そう考えると以前ちーちゃんがやってた山田家のお母さん…すごいっすね(笑)
舘石 あれさ、お母さんっぽくないお母さんだったよね。割とぶっとんでた(笑)
杉山 あんなナチュラルにお母さんやれるのすごい。(母親役は)どうしても気負ってしまうところがある。
歳をとらなきゃいけないとか、お母さんっぽいしゃべり方しないといけないとか。
そういうのが結構難しかったですね。
子供が小さければお母さん自身が若いから等身大でいけますけど、年上とか意識しちゃうとやっぱね、ダメですね。
北島 そっち意識しちゃうとね。しかもアニーは若い時のお母さんもやったもんね。
杉山 その人が歳をとったらどうなるか…っていうのも難しかったですね。
北島 ちーちゃんは、どこが難しかったですか?
舘石 私はね、今回周りが引かないくらいのラブラブさ加減も難しかったし、
家族なんだけど妹、お母さんに甘えられなくて、裏の顔と表の顔じゃないけど…
北島 裏の顔っていうとなんかあれだね(笑)
舘石 (笑)基本はいい子なんだけど、負の感情と…
杉山 人間誰しもね!
舘石 そこを声だけで表すっていうのが、すっごい難しかったです。
息遣いとか間とか、声での表現が一番苦労した点だと思います。
北島 私も難しかったです。普通に自分の等身大くらいで芝居しようとすると、声がかわいくないというか
「若くて売れてる女優」っていう感じが全然でない。きゃぴっとしてないの。
「うふふ」みたいなセリフを普通にやると「アッハハ」みたいになっちゃうから(笑)。
わざとらしくない程度に「うふふ」というのを意識しました。難しいね~
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北島 久々に、今回のぶさん(景山)の演出を受けたわけですけど、それはどうでしたか?
私はがっつり演出がいてくれると違うなーってしみじみ思いました。
舘石 久しぶりに、のぶの演出をうけて、適格に、その人を否定するでもなく、
「こうしたほうがいいんじゃやない」ってプラスの方向にもっていってくれるから、
すごいアドバイスもわかりやすいし、言われた本人もぜんぜん悪い気もしないし、
乗せて乗せてあげてくれる感じが二人(景山・北島)共通してるなと。
北島 (照れ)あ、あ、あ、ありが…ちーちゃん。
舘石 でもね、なあなあにするでもなく、ここはこうやってほしいっていうのは、ちゃんと言ってくれるから。
安心して委ねられました。
北島 アニーはどうでした?
杉山 のぶさん…なんかすごいですよね。包容力の擬人化みたいな感じですよね。
北島 (爆笑)
北島 「いんだよ、いいんだよ~」みたいな?
杉山 (包み込むしぐさ)フワ~って。
北島 「いいんだけどもうちょっと行こうか?」みたいな。基本肯定(のスタンス)でいてくれるのがありがたいね。
杉山 別に、演出は色々なタイプがいるけど、のぶさんは人となりがね。
ふんわりしているからなんかこう…すごいですね。私には(ああいう演出は)無理!
北島 私には無理って(笑)
舘石 いいとこは「良い」って言ってくれるのもすごいよね。
北島 そうだね、言葉にしてくれるの、ありがたいよね。
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北島 この3人でまた違うボイスドラマとか、お芝居やるとしたら、どんな関係性がいいですか?
杉山 同年代の友達みたいな。
北島 普通の?3人が普通の同年代の友達は、ないね。
杉山 『青い月』の時も…違いますよね。(7回公演『青い月』)
北島 三人が共演してたのが『レインボー・イズ・ヒア』(14回公演)と『クイーンズテーブル』(15回公演)だけど、
それぞれが友達じゃなかったもんね。
杉山 気安い感じの友達、なくないですか。この間のも。
北島 『あなたが想う時』(16回公演)もね、アニーは一人年上。
杉山 私一人年上にされがち…。
北島 落ち着いてるからかな? 私はなんか3人でキャッツアイ的な…何か企んでるみたいな。何かを成し遂げるみたいな。
杉山 (キャッツアイなら)じゃあ私、愛ちゃんやりますね。
北島 あいちゃんだけにね!(杉山亜以だから)
杉山 あいちゃんだけに!
北島 じゃあ、ちーちゃんは?
舘石 たくらみも面白いけど、3人が3人、敵対する、みたいのも面白いかもしれない。
杉山 いいかもね。憎しみ合うことないもんね。
北島 3人がけん制しあって、みたいな。
杉山 頭脳派みたいな。ドロドロじゃなくて、いいライバル関係みたいな。
北島 認め合ってるみたい。そういうのも面白いかも。では、また共演の機会があったら、よろしくお願いしまーす!