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脚本を演じてもらうこと
2018.07.23
おはようございます。劇団Nadianneの景山伸子です。
7/21(土)は、演出を務める1作品のボイスドラマの稽古をしました。
参加者は、舘石、北島、景山の3人。
2時間ほど、役者2人が演じる場面を何度か繰り返しました。
登場人物の背景の意見交換をしたり、
台詞の細かい言い回しについて
迷う部分は、他のパターンを模索できて
いい稽古になったなと思います。
私は演出する時間がとても好きで、
しっくり来ていなかった部分が
役者の微妙な言いまわしの変化で
「それそれ!」
となる瞬間や脚本執筆時には気付かなかった人物の人間関係が役者の身体を通し、
立体化する中で気付かせてもらえるときが特に楽しいです。
自分の書いた脚本を役者さんを通して立体化してもらうのは、最高の贅沢であります…ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
— 景山 伸子(Nadia) (@nobukokageyama) 2018年7月21日
ツイッターでこう書いたように以前より思うのは、
最近出逢う劇作家の中には、劇団を持たず、
純粋に戯曲を書かれるだけの方もちらほらいらっしゃることがきっかけでした。
つまりそれは、作品を書いたとしても、上演されないものも多くあるということです。
私は、Nadianneありきで劇作を始めたので、そういう視点がなく、
改めて自分の作品を役者に演じてもらえるのは、ありがたいことなんだなと感じました。
劇作家として、物語自体で新作が一番いいものを創りたいと思っていますが、
同時にボイスドラマを聴いてくれる方に
「この役者、こういう演技もするんだ」とか
「こういうのもいいな」と感じてもらえるような
役者を輝かせる演出もしたいなと思っています。
こちらは、稽古中の写真。
なぜ私がぐったりしているかというと、 このときは、たまたま息子がいたんですね。
いたずらをするのがヒートアップした息子は、
私の耳になんとペンを入れて楽しみ始め、
「ペンは耳に入れるものじゃありません!!」と目で訴えていたからです(笑)
いやー、2歳児、ほんと恐ろしいわ~と違った意味で緊張感漂う稽古でした^^;